2011年5月24日火曜日

SR400 納車整備




販売車輌のSR400納車整備です
まずはフロント廻りから始めます

たま〜に「SRは発進時、減速時、片手運転時にハンドルがブレる」
などの声を聞きますがその原因は今回のステムベアリングにあります
全車種に言えますが
そもそも定期的に整備するポイントでも有るので要チェックです

SRの場合 理屈的に言いますと
オイルインフレーム(フレームの中がオイルタンク)の場合
アグレッシブに走ったり長距離を走ったときなどは
エンジンオイル温度上昇に伴いフレームが熱を持っている感じがします
勿論オイルタンクに近いステム付近なども言えることです

上記のことを踏まえてさらに現状を見て考えれば解ると思いますが
SRのステムが弱いと言われている原因が
わたくしはそこに有ると思います(推定)
そんな訳で当店のステムベアリング整備には
それに対応しているグリースを使用しきっちり組みます
別途料金にてテーパーローラーベアリングに変えるコトも可能です(御勧め)





前置きはさておき整備開始です
ステムベアリングのフレーム側受けが爪で引っかかる様でしたら
ブレの原因になりますので交換になります
今回は状態も良く洗浄、グリースupの整備です






そしてフロントフォークのオイル交換も同時進行
ヤマハ規定のオイルだと柔らか過ぎて発進時など
凄く「カクンカクン」するので大変乗りづらいデス
なので当店では乗りやすいヤマハブレンドオイルを使用しております
(御勧め出来ます)






こちらもヤマハ純正車両では控えめなステムグリース量ですが
当店ではメガ盛りロングランコースで御客様の心を鷲掴みにします
(ヤマハさんこの2つは改良した方がいいと思うょ!)






フォークのエアー抜きもしてきっちり組み付けていきます

経験がモノを言うフロント廻り組み付けなので
素人の方の組付けは御勧めしません!
綺麗なストロークでのコーナーリングはバイクの醍醐味
バイク屋さんレベルでもムラが有ると思いますので
信頼出来るバイク屋さんを探してください



本日はSRのフロント廻りの続きです
今回の車両は2型になりますので
ツーリーディングドラムブレーキになります
このブレーキシステムはそのまま乗り続けていると
ブレーキシューが片側しか当たらなくなっていきますので
定期的な調整が必要になってきます
ツーリーディングシステムの調整には少しコツが要りますので注意







サクサクバラし各部洗浄しグリースup
ブレーキシューの動きを見ながら調整し組み付けていきます
鳴き防止のおまじないも忘れずにと







はぃ
良く動き良く効くツーリーディングドラムブレーキに早変わり







レバー廻りも洗浄







グリースを押さえるOリングも入れます







スロットル廻りも勿論







ワイヤー類はアナログ方式の方が油の無駄がなくていいね
一晩置いてしっかり油を染み込ませます







残りのパーツを組み付けて
間違いなく操作性の上がったフロント廻り

まだまだ当店の納車整備は続きます


昨日は定休日でしたが作業してたのは御内密に

さてT様のSR400納車整備も後半戦に差し掛かりました







リア廻り開始です







状態も良くスウィングアームも簡単に抜けました^^







チェーンは状態を判断し
走行に問題なければ洗浄、グリースupです






ピッカピカです




SRの弱点のスウィングアーム




2型は外側からグリースを圧入出来る様に改良されましたが
ここも新車の状態でグリースが殆ど入っていませんので要チェック!
早めの整備を御進めします




スウィングアームを外さないと作業出来ないのがステップ廻り
結構ガタの有るステップをよく見受けます
シフト側とブレーキ側の軸が金属摩耗する前の整備を御勧めします




上記パーツを組み付け 水が入らない様
スウィングアームにたっぷりグリースを圧入します




リアブレーキも綺麗にして




ここも水が入らない様に長持ちする様にしっかり組みます




あっ画像撮るの忘れたケドw
リアハブのダンパーにもグリースを詰めます

そしてサスペンションブッシュをグリースupして
規定トルクで全て組み付けリア廻り完成!!



フロント廻りと違い症状が解り難いリア廻りなので
Assy交換になる前に一度はリフレッシュ整備をお進めします


今回はエンジン廻りです

まずは基本のエンジンオイル交換




ドレンワッシャーからOリング、エレメントまで全て変えます
この辺は常時在庫御座います




エンジンヘッド廻りの基本整備タペット調整
ここの調整をするとエンジンヘッド廻りの寿命が確実に伸びます




勿論Oリングも↑↓交換




SRはエンジンの中にもチェーンが有ります
駆動系のチェーンと同じ様にエンジンの中のカムチェーンも
適度に張りを保ちコマメに調整するコトを御勧めします





そしてキャブオーバーホール
洗浄液に一晩付けて 汚れを落としやすくしてからの徹底洗浄





ダイヤフラムは要チェックです
変形や亀裂が無いか確認します




プラスチックの割れなど有る場合
新品に交換してしっかりきっちり組み付けていきます
ピカピカ^^




エアクリーナーエレメント今回は新品を使用します




プラグも新しいものに交換してエンジン始動!!




「ドッドッドッドッドッ」

いい仔ですね〜^^




発電量もチェック!




低スペ乙のピンボケで点火時期もok!!
残すは車検と試乗です
T様もう少しお待ちを!!




と ここまでの内容がゼロバランスの基本納車整備です


※別途タイヤ・バッテリー・チェーン代が掛かる場合も有ります
※初期型の場合は走行距離と状態により腰上O/Hをする場合もあります
 (別途費用は掛かりません) 






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